2025年4月13日、大阪・関西万博(Expo 2025)が夢洲(ゆめしま)で華々しく開幕しました。しかし、開幕時点で8カ国のパビリオンが未完成というニュースが話題に。この背景にはどんな事情があるのか? また、参加国数が過去の日本開催万博で最多を記録し、2010年上海万博や2020年ドバイ万博に匹敵する規模だという点も注目されています。この記事では、パビリオン建設の現状、参加国の多様性、そして過去の万博との比較を通じて、万博の魅力と挑戦を深掘りします!

開幕時のパビリオン状況:8カ国の未完成とその理由
大阪・関西万博は、158カ国・地域と9つの国際機関が参加する大規模なイベントです。しかし、開幕時点で8カ国のパビリオンが未完成だったことが報じられました。これは、万博史上珍しいことではありませんが、注目を集めたポイントです。未完成だった国々には、具体的な名前は公表されていませんが、建設遅延の主な理由は以下のように考えられます:
- コロナ禍の影響:2020年のパンデミックによるサプライチェーンの混乱や、資材価格の高騰が建設スケジュールに影響を与えました。特に、2020年ドバイ万博が1年延期(2021年開催)されたことで、準備期間が実質的に短縮された国もあったようです。
- 予算と技術の課題:一部の国では、独自のデザインを追求する「Type Aパビリオン」(各国が自ら設計・建設)の資金調達や技術的な問題が遅れを招いたとされています。万博事務局は、これを補うために「Type X」や「Type C」(日本側が提供する簡易パビリオン)を提案し、対応を進めました。
- 物流とインフラ:夢洲という人工島での開催は、資材運搬や建設作業に独特の制約をもたらしました。港湾エリアのアクセスや天候も、工期に影響を与えた要因の一つです。
それでも、万博事務局は「順次整備が進んでいる」と強調。実際、開幕後も建設は進行中で、遅れたパビリオンは数カ月以内に完成予定とされています。来場者への影響は最小限に抑えられ、未完成のパビリオンも「進化する展示」として、建設過程を見せることで話題性を生む工夫がされています。たとえば、公式サイトでは「建設中の様子も万博のダイナミズムを感じるチャンス」とアピールしています。
参加国数158:過去の日本開催万博で最多!
大阪・関西万博の参加国数は158カ国・地域。これは、1970年の大阪万博(77カ国)、1990年の大阪花博(83カ国)を大きく上回り、日本開催の万博としては過去最多です。さらに、9つの国際機関(国連やASEANなど)も参加し、合計167の公式参加者が名を連ねます。この数字は、2010年上海万博(192カ国・50国際機関)と2020年ドバイ万博(192カ国・10国際機関)に匹敵する規模で、万博のグローバルな魅力を象徴しています。
参加国の多様性も際立っています。以下は、注目パビリオンの一例です:
- 日本館:テーマは「Between Lives」。循環型社会を体現する木造建築で、バイオガスプラントを導入し、廃棄物をエネルギーに変える「生きるパビリオン」が話題です。
- オーストラリア館:「Chasing the Sun」をテーマに、先住文化と自然美を強調。ユーカリのガムナットをモチーフにしたデザインが特徴です。
- バーレーン館:海と淡水をテーマにした「Connecting Seas」。伝統的なダウ船をイメージした建築で、持続可能性を訴えます。
- フランス館:「Theatre of Life」。自然と人工の融合を表現し、屋上庭園や循環型デザインが注目されています。
さらに、コロンビアやバチカンなど、途中から参加を決めた国もあり、万博の求心力の高さが伺えます。一方で、メキシコやロシア、アルゼンチンなどは財政難や地政学的理由で参加を断念。こうした動きも、万博が世界情勢を映す鏡であることを示しています。
2010年上海万博との比較:規模と影響力
2010年上海万博は、「Better City, Better Life」をテーマに、192カ国・50国際機関が参加し、7,300万人の来場者を記録しました。中国の経済成長を世界にアピールする場となり、特に中国館「東方之冠」やサウジアラビア館の「月の船」など、壮大なパビリオンが話題に。一方、建設遅延や予算超過も一部で問題となり、開幕時に未完成のパビリオンも少数存在しました。

大阪・関西万博との主な違いは以下の通りです:
- 規模:上海万博は参加国数がやや多い(192対158)が、大阪万博は日本開催として過去最大。会場面積も上海(5.28km²)に対し大阪(1.55km²)とコンパクトで、効率的な設計が特徴です。
- テーマの焦点:上海万博は都市化と生活の質に焦点を当てましたが、大阪万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」を掲げ、SDGsや持続可能性を強く押し出しています。パビリオンも、循環型素材や再利用可能な構造がトレンドです。
- 技術の進化:上海万博では3D映像やインタラクティブ展示が新鮮でしたが、大阪万博ではAI、VR、メタバース(バーチャル万博)が活用され、デジタル体験が強化されています。
上海万博は中国の国力を示す「国家プロジェクト」の色彩が強かったのに対し、大阪万博は地域(関西)や民間企業との協力を重視し、より「協創」の場を目指している点も異なります。
2020年ドバイ万博との比較:持続可能性と多様性
2020年ドバイ万博(実開催は2021年)は、「Connecting Minds, Creating the Future」をテーマに、192カ国が参加し、2,400万人の来場者を記録。UAE初の万博として、中東のハブとしての役割を強調しました。パビリオンでは、アラブ首長国連邦館の「ファルコン」やイタリア館の循環型デザインが注目され、持続可能性が大きなテーマでした。

大阪・関西万博との比較ポイントは以下の通り:
- パビリオン建設:ドバイ万博も一部パビリオンの遅延がありましたが、開幕時にはほぼ完成。大阪万博の8カ国未完成は、コロナ禍後の経済回復の違いや、夢洲の地理的制約が影響した可能性があります。
- 参加国の構成:ドバイ万博は中東・アフリカ地域の参加が目立ちましたが、大阪万博はアジア・欧州・南北アメリカのバランスが良い。国連パビリオンなど、国際機関の存在感も強いです。
- 来場者体験:ドバイ万博は広大な会場(4.38km²)で移動が課題でしたが、大阪万博はグランドリング(木造の巨大なリング)でパビリオンを繋ぎ、回遊性を高めています。バーチャル万博も展開し、オンライン参加が容易な点も進化しています。
ドバイ万博が「未来のビジョン」を強調したのに対し、大阪万博は「いのち」や「循環」をキーワードに、人間と自然の調和を強く訴える点で独自の色を出しています。
課題と期待:万博が目指す未来
パビリオン未完成問題は、万博の準備過程での課題を浮き彫りにしました。X上では、「開幕時に未完成は残念」「完成までの過程も楽しめるのでは?」といった賛否両論の声が聞かれます。 しかし、万博事務局は「柔軟な対応で来場者の満足度を確保する」とし、以下のような取り組みを進めています:
- 段階的なオープン:未完成パビリオンは仮設展示や野外イベントでカバーし、完成後に本格公開。
- デジタル活用:バーチャル万博で未完成パビリオンのコンテンツを先行公開し、物理的な制約を補う。
- 地域連携:関西の企業や大学と協力し、建設遅延を地域の技術力で解決。
参加国数の多さは、大阪万博の国際的な注目度の高さを示しています。上海万博やドバイ万博と肩を並べる規模でありながら、日本独自の「循環」や「共創」の理念を打ち出すことで、単なる展示会を超えたインパクトを目指しています。たとえば、グランドリングは世界最大級の木造建築としてギネス認定され、万博終了後は再利用される計画です。これ自体が、持続可能な未来へのメッセージとなっています。
来場者への招待:万博で世界を感じよう!
大阪・関西万博は、未完成パビリオンの話題を含め、常に進化し続けるイベントです。158カ国・地域の文化や技術が集まり、過去の万博に匹敵するスケールで繰り広げられる展示は、訪れる人々に新たな視点を与えてくれるでしょう。以下は、万博を楽しむためのヒントです:
- 事前予約を活用:人気パビリオンは予約が必要。公式サイトやアプリで早めにチェック!
- バーチャル万博を体験:会場に行けない人も、アプリ「EXPO 2025 バーチャル万博」で世界を旅できます。
- 関西を満喫:万博と合わせて、京都や奈良、神戸の観光も計画して、関西の魅力を味わい尽くそう。
パビリオンが一つ完成するたびに、万博はさらに輝きを増します。未完成だからこそ、変化する姿を見届ける楽しみもあるはず。2025年10月13日までの184日間、夢洲で世界と繋がる体験をぜひ味わってください!


コメント