2025年4月12日、大阪・関西万博(Expo 2025)の幕開けを告げる開会式が、夢洲(ゆめしま)のEXPOホール「シャインハット」とEXPOナショナルデーホール「レイガーデン」で盛大に開催されました。この日は、158カ国・地域と9つの国際機関が参加する万博のスタートを祝う歴史的な一日となり、テーマ「Re-Connect 巡り、響き、還り、繋がる」が世界に響き合いました。この記事では、開会式のハイライト、天皇陛下のお言葉、秋篠宮文仁親王の「開会アクション」、そしてその背後にあるストーリーを詳しくお届けします。
開会式の舞台:シャインハットとレイガーデン
開会式のメイン会場となったのは、万博会場内のEXPOホール「シャインハット」です。このホールは、約1,900席の円形ステージと360度投影技術を備えた先進的な施設で、万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を体現する空間として設計されました。一方、EXPOナショナルデーホール「レイガーデン」は、参加国の旗を掲げたパレードや文化イベントが行われる屋外ステージで、開放感あふれる雰囲気の中、世界の多様性が表現されました。

式典は国内外から約1,300人の要人や関係者が参加し、NHKや民放を通じて全国生中継されました。さらに、万博公式のバーチャル会場アプリ「EXPO 2025 バーチャル万博」を通じて、世界中の人々がオンラインでこの瞬間を共有。まさに「Re-Connect」というテーマにふさわしい、物理的・デジタル的につながるイベントとなりました。
天皇陛下の開会のお言葉:過去と未来を繋ぐメッセージ
開会式の冒頭、天皇陛下が開会のお言葉を述べられました。このお言葉は、万博の意義を深く掘り下げ、参加者や視聴者に強い印象を与えるものでした。陛下は、1970年の大阪万博(Expo ’70)に10歳の時に訪れた思い出を振り返り、「当時の最先端技術に驚かされた記憶が鮮明に残っている」と語られました。そして、今回の万博について、次のように述べられました。

「この大阪・関西万博が、参加国の皆様とともに、持続可能な未来社会を築くためのインスピレーションとなることを願います。人々だけでなく、自然や多様な生命との共生を考え、子どもたちが未来を夢見る機会となることを心から希望します。」
このメッセージは、万博のテーマである「いのち輝く未来社会」を体現するもので、技術革新だけでなく、環境や次世代への配慮を強調する内容でした。特に、SDGs(持続可能な開発目標)や多文化共生の重要性を訴える言葉は、会場に集まった世界各国の代表者にも深い共感を呼びました。
秋篠宮文仁親王の「開会アクション」:万博の幕開けを象徴する瞬間
式典のクライマックスは、万博の名誉総裁を務める皇嗣秋篠宮文仁親王による「開会アクション」です。このセレモニーでは、秋篠宮殿下が透明なパネルに手をかざすと、会場全体に音楽が鳴り響き、万博のシンボルである「グランドリング」の上で高校生の吹奏楽団が演奏する映像がスクリーンに映し出されました。
この「開会アクション」は、単なる形式的な宣言を超え、万博のテーマ「Re-Connect」を象徴するパフォーマンスでした。グランドリングは、世界最大級の木造建築物としてギネス世界記録にも認定されており、会場全体を繋ぐ「輪」を表現しています。映像に登場した高校生たちは大阪府内の学校から選ばれ、彼らの演奏は「未来を担う若者」と「世界の調和」を表現する感動的な演出となりました。

秋篠宮殿下は、式典後のインタビューで「この万博が、参加国や来場者にとって新たな繋がりを生む場となることを願っています」とコメント。万博の成功への期待を込めた言葉が、多くの人々の心に響きました。
「Re-Connect 巡り、響き、還り、繋がる」のテーマとは?
開会式のテーマ「Re-Connect 巡り、響き、還り、繋がる」は、万博全体の理念を凝縮したものです。このテーマは、以下のような要素を表現しています:
- 巡り:文化や技術が国境を越えて循環し、新たな価値を生む。
- 響き:人々やアイデアが共鳴し、互いに影響を与え合う。
- 還り:過去の知恵や自然に立ち返り、持続可能な未来を考える。
- 繋がる:多様な背景を持つ人々が一つの目標に向かって結ばれる。
このテーマは、開会式の演出にも反映されました。例えば、参加国の旗を掲げたパレードでは、大阪府内の高校生が各国の旗手を務め、若者と世界の繋がりを象徴。また、歌舞伎俳優の尾上菊之助によるパフォーマンスや、最先端のプロジェクションマッピングを活用した映像演出は、伝統と革新の融合を表現しました。これらの要素が一体となり、会場は「いのちの輝き」を感じる空間となりました。
参加国の反応と国際的な注目
開会式には、158カ国・地域の代表者が参加し、各国からのメッセージも紹介されました。例えば、アメリカパビリオンの代表は「この万博は、技術と文化の架け橋となる」とコメントし、中国パビリオンは「持続可能な未来への提案を大阪から発信したい」と意気込みを語りました。一方、8カ国のパビリオンが開幕時点で未完成だったことも話題に。ただし、万博事務局は「順次完成予定で、来場者に影響はない」と説明し、柔軟な対応をアピールしています。
国際的な注目度も高く、海外メディアでは「日本が再び世界に開かれた舞台を提供した」と報じられました。特に、万博のテーマがSDGsや気候変動への取り組みと密接に関連している点が評価され、環境意識の高いヨーロッパ諸国からの関心が強いようです。
開会式の裏話:準備と挑戦
開会式の準備には、数年にわたる綿密な計画が必要でした。主催者の日本国際博覧会協会は、コロナ禍や資材価格の高騰など多くの課題に直面しながらも、持続可能な会場設計やデジタル技術の活用を推進。特に、夢洲という人工島での開催は物流やインフラ整備に大きな挑戦でしたが、大阪メトロ中央線の夢洲駅開業(2025年1月19日)やシャトルバスの導入により、アクセス面も強化されました。
また、開会式の演出には地元大阪のクリエイターや学生が積極的に参加。高校生の吹奏楽団や旗手だけでなく、万博公式キャラクター「ミャクミャク」のアニメーションも地元企業が制作し、地域の誇りが感じられる内容となりました。ミャクミャクは、開会式で会場を盛り上げるマスコットとして登場し、子どもたちから大きな歓声を集めました。
来場者へのメッセージ:万博の魅力を体感しよう!
大阪・関西万博は、2025年4月13日から10月13日までの184日間、約2,820万人の来場者を見込んでいます。開会式はその序章に過ぎず、これから毎日、参加国や企業のパビリオン、テーマウィーク、文化イベントが目白押しです。特に、以下のような体験があなたを待っています:
- パビリオン巡り:日本館の「いのちの循環」やアメリカ館の「未来都市」など、個性豊かな展示。
- デジタル体験:EXPO 2025 デジタルウォレットで、NFTやミャクペ!を使った特別な特典をゲット。
- 文化イベント:超歌舞伎や花火大会、世界的アーティストのライブなど、多彩なプログラム。
開会式のテーマ「Re-Connect」は、万博期間中ずっと続きます。会場を訪れる人も、バーチャル万博で参加する人も、この機会に世界と繋がり、未来を考える一歩を踏み出してみませんか?
まとめ:万博の第一歩は、未来への約束
2025年4月12日の開会式は、大阪・関西万博の壮大なスタートを飾る一日でした。天皇陛下のお言葉、秋篠宮殿下の「開会アクション」、そして「Re-Connect」というテーマを通じて、万博は単なるイベントを超え、未来社会を共創する場としての役割を果たすことを約束しました。
あなたも、夢洲で輝く「いのちの輪」に参加しませんか? 万博は、過去と未来、人と自然、そして世界とあなたを繋ぐ、かけがえのない体験になるはずです。公式サイト(https://www.expo2025.or.jp)で最新情報をチェックして、ぜひ会場へ足を運んでみてください!


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